リハーサルスタジオ・レコーディングスタジオ
レコーディングスタジオやリハーサルスタジオを作る際に、重要なポイント・・・
近隣、外部への音漏れ、近接部に振動が伝わらないこと
外部からの騒音が聞こえず、レコーディングに最適であること
反射音、残響音など、室内音響を最適に保つこと
定義
スタジオにおける室内騒音の代表的なものとしては、遮音性能は勿論のこと空調機等の設備騒音と、外から入ってくる騒音が上げられます。
騒音の表示は、L.L.Beranek(ベラネック)氏が、耳に感ずる音の大きさと会話に対する騒音の妨害程度を研究して、騒音の許容値を周波数分析の結果、数値で表せるようにしたNC値(騒音評価値)を使うのが一般的です。
NC値はNC曲線より求めますが、例えば、各帯域の騒音レベルがすべてNC-30の基準曲線より小さい時のNC値がNC-30となります。
室内騒音について
外部からの騒音や内部施設騒音が、よりよい防音室空間の環境を左右します。
内部の設備騒音を示す値として、「NC値」で評価します。
室内騒音は、外部(施向上所)の事前調査を踏まえ、レコーディングスタジオならNC-15~20を目標にする必要があります。
室内騒音は、外部(施工場所)の事前調査を踏まえ、レコーディングスタジオならNC-15 を目標にする必要があります。
レコーディングスタジオやリハーサルスタジオは、楽器練習室などの防音工事よりも室内騒音や遮音性能を考慮する事になります。
室用途による室内騒音の許容NC値
レコーディングスタジオ | NC-15 |
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テレビスタジオ | NC-20~25 |
コンサートホール | NC-15以下 |
多目的ホール | NC-15~20 |
劇場 | NC-20~25 |
オペラハウス | NC-20~25 |
教会、礼拝堂 | NC-20~25 |
多目的イベントスペース | NC-35~40 |
スタジオ等に要求される室の静けさとしては、NC-15 ~ 25 ですが近年録音系の低ノイズ化も進み、空調機器の消音技術も向上していることなどからM.A.F.(Minimum Audiable Sound Field:最小可聴閾)に近い静けさが求められる傾向があります。
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