防音室の仕様と費用
最低限の防音を検討されているお客様向けのプラン。
コストは抑えられますが、簡易的な遮音工事になり、都心部の住宅街などでは、音を出せる時間が限られます。
ホームシアターやオーディオルームをご検討いただいているお客様にお薦めの防音プラン。
ピアノ等の楽器用途では、小さなお子様の練習や音出しの少ないお客様向けのプランです。
ピアノなどの鍵盤楽器や木管楽器(フルート・クラリネット・ファゴット)、弦楽器(バイオリン・ビオラ)の練習用にお勧めしている防音プラン。
深夜までの音出しや電子ドラム、金管楽器にも対応した防音プラン。
より安心して防音室を利用したい方や音出し時間に制約のある方など幅広いニーズにお応えします。
プロユースに耐えうる遮音性能最高クラスの防音プラン。
グランドピアノはもちろん、ドラム等の打楽器、DTM・DAWスタジオ、レコーディングスタジオ用途まで対応可能です
※上記は標準的な仕様で、お住まいの居住環境により異なります。
鉄筋コンクリート造(RC造)・鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)
防音プラン | 標準遮音性能 | おもな用途 | 価格 | |
---|---|---|---|---|
屋外・隣戸 | 室内 | |||
ベーシック(R) | D-40 | 勉強部屋、書斎 | 150万円~ | |
スタンダード(R) | D-60 | D-45 | オーディオルーム、ホームシアター | 250万円~ |
ハイクオリティ(R) | D-65 | D-50 | ピアノ、バイオリン、木管楽器 | 300万円~ |
プレミアム(R) | D-65 | D-55 | 電子ドラム、金管楽器 | 350万円~ |
プロフェッショナル(R) | D-70 | D-60~ | ドラム、レコーディングスタジオ | 430万円~ |
木造・鉄骨造(S造)
防音プラン | 標準遮音性能 | おもな用途 | 価格 |
---|---|---|---|
ベーシック | D-40 | 勉強部屋、書斎 | 180万円~ |
スタンダード | D-50 | オーディオルーム、ホームシアター | 280万円~ |
ハイクオリティ | D-55 | ピアノ、バイオリン、木管楽器 | 330万円~ |
プレミアム | D-60 | 電子ドラム、金管楽器 | 380万円~ |
プロフェッショナル | D-65~ | ドラム、レコーディングスタジオ | 480万円~ |
※解体工事費別途(6畳で20万円程度)
※リフォーム工事の場合、構造上補強工事が必要となり、別途費用がかかります
上図の“おもな用途”とは、22時までの防音室使用を想定して、近隣へ配慮した用途の目安です。
(※周辺環境や音源により異なります)
- 室内約6畳の大きさに防音室を造った場合の参考価格となります。
- 遮音性能は開口部を除きます。
- 各種設備(換気・空調・電気等)・開口部仕様(窓・ドア・換気口等)・仕上げ仕様等により価格は変動いたします。
- 特にプロフェッショナル仕様は室内音響にこだわった仕様となりますのでご相談ください。
- 建物の構造・階・規制等により防音室を施工できない場合がございます。
ボックスインボックス構法
二重サッシという言葉は良く耳にしますが同じ原理の応用です。
お部屋の中に、もう一つお部屋を作ります。
(ボックス・イン・ボックス)二重サッシもガラスとガラスの間には隙間がありますが同じように防音室にも壁と壁の間に隙間(=空気層)を設けます。
この構法は、コンサートホールや劇場などの公共建築でも採用されている構法で当社では、標準仕様として施工させて頂いております。
防振
新しく作られる床、天井から振動が伝わらないように床天井には防振材(ゴムなど)を使います。
防音室等で重要な事は室内で出す音が、隣接する部屋やご近所様に対して迷惑にならない様にすることです。部屋の遮音性能は「D値」で評価します。
ピアノ室ならD-50~D-55程度、ドラム室など低音や振動まで考慮するお部屋の場合はD-65~D-70を目標値として防音室の設計を行います。
これは、隣室や隣戸の使用条件によって必要な遮音性能は変わりますが、特にマンションなど集合住宅においてはわずかな音でも
苦情になることが多々あります。そのための対策を、しっかりととる必要があるのです。
遮音・防振設計の必要性について
ピアノ室では、壁・天井・床の遮音・防振構造(浮遮音層)が必ず必要となります。
なぜなら音が足から床を伝わりまた、壁や天井、床に入射した音が物体内に伝わり隣室に放射するためです。
遮音・防振構造概念図
上の図のように、浮いている空間を作ることにより音は勿論、振動も減衰させる防振構造としての遮音部分により総合的な遮音性能を出す構造とします。
費用の話
ここまでお話ししましたように、内装工事のような装飾ではなく見えないところに費用がかかります。
防音資材をお店で確認いただくと一目瞭然です。
当社では分かりやすいように5つのコース「ベーシック」「スタンダード」「ハイクオリティ」「プレミアム」「プロフェッショナル」で概算をご提示させていただいております。
ただし実際には、現地を確認させて頂き、ご要望、近隣状況や法規制を確認し、ご予算に合わせた設計に基づき、お見積りを提出させて頂きます。
防音工事.comは、防音工事の専門サイトです。
防音・防音工事・防音室・マンション・一戸建・ピアノ室・ドラム室等の楽器練習室から
オーディオルーム・ホームシアタールーム・商用・プロ仕様のリハーサルスタジオ・レコーディングスタジオ・ライブハウス・ダンススタジオまでお任せ下さい。